国立科学博物館科学技術での展示

国立科学博物館 玉虫塗

平成28年3月15日(火)~4月3日(日)国立科学博物館(台東区上野公園)において、「ものづくり展 MONODZUKURI EXHIBITION」が開催され、東北工芸製作所と産業総合研究所 東北センター による共同研究の成果である「ナノコンポジットコーティングを付与した高耐久性漆器の開発」が展示されます。ナノコンポジットコーティングされた「玉虫塗 ワインカップ」 及び 「TOUCH CLASSIC 片口/おちょこ」、ナノコンポジットコーティングの工程表(簡易版)に加えて、国立科学博物館科学技術史グループ長 鈴木一義様のご協力により日本産「玉虫」の標本も同時にご覧頂くことができます。

3月14日に行われたオープニング内覧会では鈴木様より、ピアノのブラック塗装は、黒塗り漆器が持つ光沢感へのあこがれから始まったという話がありました。海外でも定番となったピアノブラックの源流が、漆器の光沢であるという事実は、艶やかな光沢を特徴とする玉虫塗にとって大きな追い風に感じます。

▼ 国立科学博物館
http://www.kahaku.go.jp

▼ 東北工芸製作所 国立科学博物館「ものづくり展」にて展示
http://www.t-kogei.co.jp/news/news-news/monodzukuri-exhbition2016/